Friday, October 10, 2014

REVSONICS-REVSONICS (MP3/2014.10.08/98MB)




アシスとレディオヘッドの曲をコピーしていた学生バンドを出発点に、自分たちが目指す音をシンプルかつストレートに表現するオリジナル・ナンバーの制作を

開始。さまざまなコンテストや〈SUMMER

SONIC〉などのライヴ・イヴェントに参加しながら、着実に支持を広げてきた4人組、REVSONICS。彼らが、バンド名を冠したファースト・フル・

アルバム『REVSONICS』を完成させた。


赤塚隆之(ヴォーカル/ギター)、小俣晋哉(ギター/コーラス)、紫牟田祐希(ベース/

コーラス)、吉川裕大(ドラムス/コーラス:今回のインタヴューには不参加)の4人からなるREVSONICSは、2013年までJI’sというバンド名

で活動。しかし〈どんな音を鳴らしているバンドなのか〉が名前から伝わりにくいため、改名に至ったという。


「REVSONICSの〈REV〉は、リヴァーヴの〈リヴ〉なんです。自分たちのサウンドにリヴァーヴは必須なので、それを表す言葉を使いたくて。それと、もともとタイトルに〈ソニック〉の付く曲があって気に入っていたので、そのふたつを合わせたんです」(小俣)




の説明通りリヴァーヴのかかったギターをはじめ、バンドが鳴らす音にはUKの香りが濃いめに漂い、野外の大型ステージが似合いそうなスケール感も備えてい

る。そして、そこに埋もれない赤塚の歌声とメロディーは、よく引き合いに出される奥田民生のようにのびのびと明瞭に言葉と情景を伝えてくる。


「僕

は後からバンドに加入したんですけど、もともとブリティッシュなサウンドという方向性は定まっていて。でも赤塚の歌い回しには日本語ロックのエッセンスが

あるし、不思議な感じでした。ブリティッシュ・テイストだけど、ブイヨンじゃなくて和風のダシが効いていると言うか(笑)」(小俣)


曲作りも赤塚が中心だが、各メンバーがアイデアを持ち寄り、アレンジにも深く携わるREVSONICS。バンドが目指す方向が明確であるが故に、ライトな音楽ファンから耳の越えたリスナーまで幅広く届く、シンプルかつ味わい深い音が生まれてくるようだ。


「赤塚が曲ごとに〈今回は○○みたいな感じ〉ってイメージをはっきり伝えてきますね。 そういうヴィジョンがあって、それぞれのパートが感じたものをスタジオで出し合い、ほかのメンバーも応えながら作り上げる感じです」(紫牟田)


「楽

曲は100%メロディーから作ります。歌詞はフックのある日本語をいろいろ探して、それを英語のようにうまくメロディーに乗せられないか試行錯誤して。曲

作りに煮詰まると、映画を観たり、市ヶ谷の釣り堀に行ってみたりしますね。先行シングルの“Imagination”とかはけっこう苦しんで作りました」

(赤塚)


「この曲、最初は4つ打ちじゃなかったんですよ。普通の8ビートのロックな感じで。でも吉川が16ビートで叩き出して、そっちの方向に行くことになって。けっこうドラムスから曲の方向性が変わることが多んです。リズムからアレンジを組み立てるから」(紫牟田)



REVSONICS-REVSONICS (MP3/2014.10.08/98MB)

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