子
供の頃、親父が洋酒を戸棚の奥の方に大事に大事にしまっている姿を見たことがある。今でこそ、メイドインジャパンはブランドになっているが、当時はまだ
「舶来」はとても貴重な存在だったのだ。だが、日本経済の成長とテレビの普及に伴って、海外発祥のカルチャーに触れる機会は爆発的に増え、より身近な存在
になっていく。子供から大人へと移り変わる多感な時期に、その爆発期を体験した昭和40年男は、それらのひとつひとつに大きな衝撃を受け、憧れを抱きなが
ら成長してきた世代といえよう。ということは、その記憶に根付いている海外文化との接点をたどれば、きっと我々を形成するルーツの一部が見えてくるはず
だ。本特集では、昭和40年男に衝撃を与えた海外文化をあらためて再検証し、その影響について考えてみた。
昭和40年男 2014年 10月号 (RAR/144MB)
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