瀬戸内寂聴原作、ひとりの女とふたりの男の、センセーショナルな愛の物語
夏の終り2014年3月19日発売
出版50周年を迎えた、瀬戸内寂聴の代表作『夏の終り』を熊切和嘉監督が映画化
発売してから今までに100万部を超えるロング・ベスト・セラーとなっている『夏の終り』。瀬戸内寂聴が自身の体験をもとに書いたこの小説が、発売から50周年の節目の年に待望の映画化となった。監督は『鬼畜大宴会』で鮮烈なデビューを飾り、近年は『海炭市叙景』で高い評価を得た熊切和嘉。男女の三角関係を描いたラブストーリーに初めて挑み、重厚で静寂な中に、溢れ出るような登場人物たちの情熱を見事に描き出した。静かな色気と心に深い絶望を抱える慎吾(小林薫)と、どんなに虐げられても一途に相手を求める涼太(綾野剛)、そしてふたりの間で揺れながら独自の愛を生きようとする知子(満島ひかり)というキャラクターたちを、実力派俳優陣が鮮烈にスクリーンに焼き付ける。
【ストーリー】年上の男との包み込むような穏やかな愛の生活──年下の男との激しい愛欲──どちらも私を満たし、そして心を乱す
妻子ある年上の作家・慎吾と、長年一緒に暮らしている知子。慎吾は妻のいる家と知子の家を週にきっちり半々、行ったり来たりしている。妻と別れてほしいと考えたこともなく、知子はこの平穏な生活に、自分が満足していると思っていた。しかしある日、木下涼太が訪ねてきて、知子の生活は微妙に狂い始める。涼太は昔、知子が結婚していた頃、どうしようもなく恋に落ち、夫と子供を捨て駆け落ちをした男だった。知子は慎吾との生活を続けながら、涼太と再び関係を持ってしまう。そして涼太の知子を求める情熱はやがて、知子が心のそこに仕舞い込み、自分自身も気づいていなかった本当の気持ちを揺さぶり起こしていく。
【キャスト】満島ひかり 綾野剛 / 小林薫赤沼夢羅 安部聡子 小市慢太郎【スタッフ】監督:熊切和嘉 脚本:宇治田隆史原作:瀬戸内寂聴「夏の終り」(新潮文庫刊)製作:藤本款、伊藤和明 プロデューサー:越川道夫、深瀬和美、穂山賢一 アソシエイトプロデューサー:星野秀樹音楽:ジム・オルーク 撮影:近藤龍人 照明:藤井勇 美術:安宅紀史 音響:菊池信之 衣装:宮本まさ江ヘアメイク:清水ちえこ スクリプター:田口良子 編集:堀善介 型染め協力:西耕三郎 助監督:松尾崇制作担当:林啓史 制作:スローラーナー 制作協力:ウィルコ 製作:クロックワークス、バップ、プランダス 配給:クロックワークス(c)2012年映画「夏の終り」製作委員会
[邦画] 夏の終り (満島ひかり/綾野剛/小林薫/DVD-ISO/4.2GB)
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