『F』(エフ)は六田登による日本の漫画作品、またそれを原作にしたテレビアニメ。1986年から1992年まで『ビッグコミックスピリッツ』(小学館)にて連載された。単行本は小学館より発刊。全28巻(文庫版は全19巻)。2002年には続編の『F REGENERATION 瑠璃』、さらに2009年にはシリーズ最新作の『F FINAL』が登場している。第36回小学館漫画賞を受賞。
親友のタモツとともにF1ドライバーを目指す赤木軍馬、その父で赤木財閥の長である赤木総一郎の2人を2つの軸として話は進む。F3・F3000とステップを上がりながらも身近な人間の死など次々と不幸が舞い込む軍馬。政界進出を目指し、理想の国づくりを胸に燃やして奮闘しながらも身内の裏切りなどで苦境に追い込まれる総一郎。両者とも苦難に遇いつつも必死の心でそれを克服し、前へと進む。その中で軍馬の総一郎に対する「憎しみの対象としての父」「尊敬の対象としての父」「愛情の対象としての父」というエディプスコンプレックスの葛藤、そして最後にF1の大舞台で「越えるべき対象としての父」を乗り越える子の姿を描く。「F」ではエピソード毎のサブタイトルが、全て「F」で始まる英単語または述語になっている。文庫版で再版された際、1巻末にモータージャーナリスト今宮純が寄稿している。
六田登-F-エフ-第01-28巻 (RAR/1017.6MB)
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