Thursday, January 9, 2014

石渡治-パスポート・ブルー 全12巻 (RAR/520.72MB)


『パスポート・ブルー』は石渡治による日本の漫画作品。主人公の”まっすぐ”こと真上直進(まがみ まっすぐ)は、小学生のときに町工場を営む父親の関わるH-IIロケットの打ち上げを見たのを契機に、親友の青山空知(あおやま そらち)と共に宇宙飛行士を志す。中森区では”がらくた町”と”あぶく町”にわかれ、大人も子供も対立していたがペットボトルロケットの製作を通し、子供たちは和解。中森小科学ロケットクラブが後のまっすぐの原点となる。銘成学園中に進学するも、まっすぐは勉強について行けず退学も考え地元の公立中を見学。ゆとり教育の弊害で緩みきった状況に愕然とする。そんな中でも図書館でひとり勉強する観月さやかと出会い親しくなるが、彼女が性犯罪の被害に遭ってしまう。首謀者の小坂を追いつめたが、逆に襲撃を受けまっすぐは肩に怪我を負ってしまう。事件の収束後は責任を問われ、まっすぐは中学を退学。公立中に進学し「図書館の仙人」と呼ばれる程の猛勉強で、宇宙やロボットに関する知識を深める。2007年、自由選択制度を利用し東北トップレベルの県立仙台青葉高校に進学。宇宙ロボット研究の権威・東北大学の内村教授の研究所に出入りするようになる。また、同じ高校の”真一”(まいち)こと一文字乙姫(いちもんじ おとひめ)と出会ったことで、小坂との因縁やさやかの死によるトラウマを乗り越える。中国の通信衛星が制御不能となり、あわや国際宇宙ステーションに衝突の危機を回避するのに貢献。当然東北大学に進学するものと思われていたが、まっすぐは遥か世界を見据えアメリカ留学を希望していた。一方の空知は母がアルコール中毒に陥り、家庭の事情からも防衛大学校を志望する。2013年、まっすぐはアリゾナ州立大学”5″年生になり、パタゴニアで調査活動を行っていた。空知は自衛官、風子は世界的な女優と仲間たちもそれぞれの道を歩む。そんな折、大規模な宇宙嵐が生じ試験飛行中の民間宇宙飛行機・スターチャイルドがパタゴニアの山岳地帯に墜落。まっすぐは単独でパイロットの救出に成功し、宇宙開発関係者からの信頼を得る。一方この嵐の混乱に乗じ、インターネット上の金をかすめ取った犯人が小坂ではないかとの疑いが強まる。2015年、いよいよNASDAが宇宙飛行士を募集した。まだ大学院生のまっすぐは実務3年間と言う規定を満たしておらず、あわや応募できない所だったがスペースカーゴ社でのアルバイトでのロボット開発を強引に実務と見なし応募。論争を招くも書類審査を突破する。翌2016年夏、試験が始まるがそこには空知に反目する自衛官・冠茂(かんむり しげる)の姿も在った。結局、まっすぐも空知も選ばれず、スペースカーゴ社で民間宇宙飛行士となるべく、また風子も一般搭乗飛行士に選ばれ、幼なじみ3人が揃って訓練を積む。2020年、まずパイロットとして空知が真っ先に宇宙への夢を叶える。次に風子が宇宙ステーションに滞在し、観光客”コァン・マオ”を出迎える。宇宙ステーションと同調した、3機の通信衛星が不穏な様子を見せる中、”コァン・マオ”を犯人とした乗っ取り事件が発生する。計画的かつ大規模な犯行でステーション墜落までに飛び立てるのは、無人試験飛行の準備が整っていた日本のHOPE-Xのみ。真一やハルの捜査により事件の黒幕が小坂であることが発覚する。かくして、日本初の有人飛行と小坂との最後の対決が始まるが…



石渡治-パスポート・ブルー 全12巻 (RAR/520.72MB)

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